Ryzen 7 PRO 4750G を買った

つい買っちゃた(ポエム)

昨年,Zen2のRyzenが出た頃からZen2のデスクトップAPUが出ればメインでない用途用に,雑常時稼働させるLinuxマシンとして1つほしいかな,などと思っていたことがあった.当時のRyzen 3000シリーズのAPUといえば3と5のいずれも4C8Tのみ.わたしが今普段使用しているラップトップも同様にZen+の4C8TのRyzen 5 APUを積んでいる.まあ,当時としては2択だったので上の方,すなわち3400G(の後継)かな……といったところだった.しかし,第3世代APUの様子は違った.Renoirのモバイル向けAPUはデスクトップCPU同様の多コアAPUとして登場し,さらにはその最低ラインですらも全世代のハイエンドを超えるなどと世間をざわつかせた.この頃はまだ油断していたが,RenoirのデスクトップAPUの話が聞こえだしたとき,想定していなかった自体が発生していた.モバイル同様にコア数が増えるのは当然ながら,そのラインナップにRyzen 7が加わる,と.


4000G シリーズが発売された

ということで先日の8月8日,Ryzen PRO 4000シリーズデスクトップAPUが各PCショップなどの店頭・通販で単品販売が始まった.販売方法については発売前3週間弱の間に各媒体にて公開された記事においても何故か諸説あるといったよくわからない状況ではあった(トレイ販売と聞いて思い浮かべるバルクCPUといえば……)が,実際に発売されたパッケージは各媒体にレビュー用に納品されていたのと同じブリスターパックであった.クーラーの有無や単体販売の有無なども事前情報で諸説あったが,クーラーは付属せず,また後述するが店舗によるものの必ずしもセット販売のみというわけではないようだった.

4750G を買った

発売の少し前に近所のPC工房――パーツショップではあるが街のパソコンショップって感じの小さな店舗――に入荷見込みの確認を一応入れていたが,全くの不明とのことだったので今回の事前情報を総合するに入荷はないものと信じていた.

3300Xや1600AFのような前例が最近あったばかりであるが,今回の4x50GシリーズはOEM供給こそそこそこあろうもののバルク品の自作市場への今後の流通はまったくもって読めない気がする.そもそもそうそう単体で値落ちのしなさそうなものでもあるので,であれば購入予定があるのであれば買えるうちに買っておこうという方針になった.

発売当日になって各店舗が開店……するよりも早く通販で販売を開始していた店舗があったようだが,私が気付いたときにはすでに4750Gのセットは完売となっていた.ツクモも店舗によっては早々に4750Gが完売しているようで.なんだこれは手強いのか……(なお当該通販は後に在庫が補充されていた)

などと思ってた矢先,昼前にはツクモ通販でマザーボードとのセット販売が始まっていた.予定していたMBとのセットがあるようであったので確保……しようとした矢先,クレカの承認が通らずに購入できない自体が発生する.別のカードで通ったのでデスクに電話してみたところ不正検知とのこと.解除してもらい,再注文しようとキャンセルした矢先,例のPC工房にてAPUが入荷していることに気付いてしまった.ツイートで.(ちゃんと報告してくれた店員えらい) 3950Xが入手困難だったときも1つだけ入荷していたことがあったし信じてたぞ!

よく考えずとも焦った注文をしていたこともあり,APUとMBがあってもなんともならない状態であったので不足しているパーツの補充はどのみち必要だったのである意味ちょうどよかった.店舗に電話確認したところ,取り置き可能とのこと.APUと,ついでにMBを取り置きしてもらい,そのまま昼過ぎに店舗に向かった.

店頭には4350G, 4650G, 4750Gがそれぞれラインナップとして並べられていた.

後で聞いた話では,これらの4000G シリーズのこの日の入荷数は合わせて8つ程度,それも「いきなり入ってきた」とのこと.上記の写真でも4750Gが並んでいるようにこのときはまだ在庫があったようだが,これも私がパーツを選んでいるうちに売れてなくなっていたよう(取り置きできてよかった……).

ツクモは店舗でも通販同様にMBとのセット販売のみとのことだったが,PC工房はアキバも含め?特に制約のない単品販売のようだった.

[追記] PC工房は単品販売を終了、一方でドスパラは…

販売開始当初(わたしが購入した日=発売初日)はパソコン工房が店頭・通販においてこれら3種のバルクAPUを単品販売していたが、同店で2週間後に確認した際には対応MBとのセット販売のみになっていた。周りで聞くところによると1週間後にはそのようになっていたらしい。また、同時期にPC工房通販を確認したところ、こちらもMBとのセット販売のみのラインナップとなっていた。
一方で、後日大洲ドスパラにて4000Gシリーズがいずれも単品で販売されていることを確認した。(店員にも確認した。) ただし、ドスパラ通販においては9/18時点において単品販売は行われておらず、店の指定する数種類のマザーボードとのセット販売のみのよう。
安定して入手できるようでよかったもののなんというか気になるところ……。

今回は一昨年末に2700Xを買った際に使用を断念した2005年くらいの古い設計のケースを流用するため,その制約からCPUクーラーの選定に時間をかけてしまった(後から思えばこれは杞憂だった)が,その他RAM,グリスあたりをさっさと選び,お会計.

上の写真の右端,左上にそれぞれある割引キャンペーンがCPUとMBのセットで2000円引き,2万円以上のパーツ購入で2000円分の商品券,といったものがあり,商品券はその場で他のパーツの購入に適用可能であったので実質4000円引き,またメモリーやマザーボードがPC工房の日記念のLINEのクーポンでそれぞれ300円,200円と微妙だが割引があったのでわずかとはいえ4000円以上の割引が適用された.(でもメモリの割引クーポンが正しく適用されていない気がする……)

なお,とりあえずの実運用は当分先の予定だったのでSSDは今回は見送り.(この選択はどうだったのか……SN550の500GB売ってたし買っても良かったかもしれない)

前回X470+2700Xで組んだ際はこの先のRyzenでも2世代はAM4だしマザーも使い回せるだろうなどと言っていたが4000シリーズはB550/X570以降が要求されると,思っていた以上に覆されるのがはやかった.

とりあえず組むぞ

今回用意したパーツは以下の通り.といっても今回買ったパーツ以外はテキトーなことしか書けない.

CPU (APU)Ryzen 7 PRO 4750G [amazonマケプレ並行輸入]
MBASRock B550M Steal Legend [amazon] [tsukumo]
RAMCrucial CT2K8G4DFS832A (DDR4-25600 8GB*2)
[amazon] [tsukumo]
CPUクーラーSCYTHE 超天 SCCT-1000 [amazon] [tsukumo]
電源(玄人志向の何らかの500Wブロンズ(前代からの流用))
ケース(2005年くらいの古いATXケース(同))
グリスThermal Grizzly TG-H-001-RS [amazon] [tsukumo]
(dGPU)(なし)
(SSD)(なし)
用意したパーツ(メモを兼ねて)

特筆するほどのこともないか.ただあったことを書き並べておくと,

  • 前述したように今回はまともなブロックストレージを用意せずに組んだ.M.2のSSDはおろかHDDすら接続していない.(ただしケース内にはいぜん使用していた古いHDDが入っている.接続はしていない) dGPUも使用しない構成なので使用する電源端子はMBに刺すATX24ピン+12V 8ピンのみであるが,電源は案の定プラグイン式ではなかったので裏配線なんてものは存在しない狭いケースでは邪魔すぎる……
  • 以前ケースに入っていたMBはすっと出てきたのに今回のMBは取り付けるのに苦労した.そのままでは入らないのでMBをつけ外しするたびに3.5インチベイからHDDを取り出す必要が発生……同じASRockのMicro ATXなフォームファクタMBなはずなのに.と思えばそれもそのはず.今回のは9.6in x 9.6inであるが以前使ってたものは8.9in x 6.8inと……これFlexATX?より小さくない???なにお前(無知)
  • ケース内にCPUクーラーのパッシブダクトがついてい,前述のとおりクーラー選定に影響が出たわけだが,結論から言えば結局邪魔なだけだった(どう考えても納まらない).幸いにもかんたんに取り外せたので無用な悩みだった気がする.まあでもケースのエアフロー的にはトップフロー選んだのは悪くなかった気がする.ところで今どきパッシブダクトなんてついているケースあるの?(10年前くらいを最後に情報がない気がするのでそういうことだろうなぁ)
  • B550M Steal LegendではASRockのMBとしてはついに(いやX570とかの頃からだが)統合IOパネルシールドがついている.いつもみんなやらかしてしまうIOパネルのつけ忘れが起こらないし取り付けもものすごく楽であった.嬉しいんだけど何故か取説にはIOパネルを取り付けるって書いていたり,シールドの外し方(まあ裏からネジを2つ外していい感じにするだけだが)も書いていないし完全に忘れ去られている……
  • このケースは電源ユニットをケース上部に取り付けるタイプのものである.最近は下部のものが主流らしいが,上部にあり電源とMBの隙間が殆どない.これだけならいいものの,前述のとおり統合IOシールドがついたことによって自体が悪化した.MBを固定する左上のネジが大変取り付けづらいのである.このせいでネジがMBの下に行ってしまい,結局電源を取り外して対応する羽目になった.面倒.

その(前)後,電源をさし間違えて起動しないなどという初歩的なミスをやらかしながらも(アホ)とりあえず大きな問題はなくちゃんと起動した.一安心.

この時点ではプロセッサータイプがPRO 4700Gと表示されている

UEFIファームウェアは出荷時のままのため,既報通りプロセッサー名は実際とは異なる Ryzen 7 PRO 4700G と表示されていた.後にアップデートを適用しこの問題は解消しているが,このバージョンによる使用上の問題は見受けられなかった.メモリも8*2GB DDR4-3200と正しく認識されている.

さて,Arch Linux を起動しよう

何度もいうようにSSDもHDDも用意していないが,だからといってPCがただの高級文鎮になるわけではない.私の手元には時々使用しているArch Linux をインストールした Bootable USBキー(いわゆるLive USBではない)がある.

これを刺したところArchがあっさり起動……しなかった.そうだ,こいつにはWindows 10のインストーラーが同居しており(ただし今でもちゃんと使えるかは知らない),そっちのほうが優先されて起動してしまった

気を取り戻しブートオプションを選択しなおし,Arch Linuxはあっさり起動した.まあそれはそのはず.CPU,GPUともにこのアーキテクチャへのカーネルの対応はかなり前から行われているし,ほぼ最新(といっても5.7.xだが)のカーネルを用意していたわけである.しかし1つだけ問題があった.

インターネットに繋がらない

インターネットに繋がらないというよりはネットワークに繋げない問題が発生した.具体的には,lspciにはNICが表示されているのに,ip linkやNetworkManagerにはそんなデバイスはいない.

理由は明白であった.このマザーボード,B550M Steal LegendはIntelのギガイーサではなく,:realtek: 🦀 の 2.5G NICであるR8125(RTL8125BG)を搭載している.2.5G LANは今どきの流行り(要出典)らしいが,X570 Steel Legendには搭載されていないお節介デバイスである(まあ一般には2.5Gなら1000BASE-Tで使うにはいいやつと言えるが……).

r8125のドライバはRealtekから配布されているが,Linuxカーネルや linux-firmware には含まれていないので別途カーネルモジュールとしてインストールしてやる必要がある.幸いにもaurにあるのでyayが利用できる環境であり,なんらかの手段でネットワークに接続できるのであればすぐにインストールできる.

ネットワークにつなぐ手段がない場合はArch Install battleも困難になる困ったことであるが,私の場合はAndroid端末をUSBテザリングで接続することで宅内LANに難なく接続することができた.(最近のMBはUSB-C端子もついているので楽)

DKMSを使う方法と使わない方法があるわけではあるが,USBキーに複数のカーネルバージョンを共存させていること,カーネルアップデートで問題が生じないことなどを考えると自動的にdkmsを使うことになる.USBキーにカーネルヘッダーをインストールしておくのは癪だが.一応私用のpkgリポジトリにr8125-dkmsのパッケージを置いているが,かなり特殊な状況でなければ役立たない気がする(なぜかネットワークにつながらないけどインストールされたArch起動はできる状況でUSBメモリなどを通してインストールができることになるが,別途ヘッダーが必要だったりするし,そもそもシチュエーションが特殊すぎる気がする.なおdkmsじゃないものも一緒に置かれているが,ビルド時のビルド環境にインストールされているlinux-headersのバージョンに依存しているのでおそらく使い物にはならない).なお,複数のカーネルバージョンのある環境で1つ以上のビルドがうまく行かないことがあったのだが,USBキーなんかでやってるせいだろうか.(手動でエラーの出るコマンドを再実行することでカーネルモジュールを正しくビルドできる)

カーネルモジュールをインストールし再起動する,あるいはmodprobe r8125することでドライバが読み込まれ,やっとこさネットワークに接続できるようになった.

USBキー内のArchが壊れる

NICが使えない~~~などとあたふたしている途中,何らかのエラーを見過ごしてしまったのかpacmanでのパッケージアップデート時に複数の……pacman自身やカーネル関連パッケージを含む多くの……ファイルを白紙化してしまう事案が発生した.おかげでカーネルもぶっこわれており起動すらできなくなってしまった.

ほかのArchマシンからchrootを試みるも,ほとんどのバイナリが博しになっているのでビルトインシェルコマンド以外は何も返事をせず実行できているのか否か(実質できていないのであるが)もわからない状況.ユーザーファイルは無事だったことが確認できた(といっても最低限のブラウザくらいしかないし全部消えても困るものではないが)ので,なんとかしてすべてのパッケージをインストールしなおすことになった.インストール済みパッケージの一覧は正しく認識しているようであったが,パッケージの所有ファイルなどがなにもわからなくなっているようで,overrideを指定して上書きしまくることになった.怪しい部分はあったがなんとか復旧できた.

ひとまず復活し,新マシンでネットワークにもつながるようになったArch Linux

Arch Install Battle

ここまで起動していたUSBキーは16GBのものであったが,Windowsのインストーラーが同居していることもあり使える領域が限られていた.そもそも常時起動する用のものでもないが,先日これの移行用として64GBの同シリーズのUSBキーを調達していたので,ひとまずの仮環境としてこれにArch Linuxをインストールしなおすことにした.といってもやることは普段とほぼ変わらず,

  • USBキーにarch-install-scriptsを入れておき,普段どおりインストールコマンドを打つ
  • カーネルヘッダと先程のr8125-dkmsを忘れずインストールしておく

程度である.正直あまりなにも考えずにインストールをすすめたがこれといったことはなかった.まあ仮環境のつもり(あとで実環境にほぼそのままクローンするかもしれないが)なので気楽にやってはいる.

そういやインストール前にUEFIファームウェアも更新したので表示が直ってる.

システムが突然クラッシュする

これとは前後して,低負荷時に突然のクラッシュが発生することが繰り返し発生した.おそらくWindows環境では某OCerらも報告していた B550 マザーと3200MHzのRAMで発生するBSoDだかクラッシュ高とやら言われているものであろう.噂によると3200MHzよりも3600MHzのOCメモリのほうが安定しているとまでいう.OCのほうがいいのはたまたまかもしれないが3200MHzで問題が発生するという噂はどうやら事実のようで,Windowsに限らず手元のLinux環境でも何度も再現した.

ただし,再現状況がよくわからず高負荷時よりも低負荷時のほうが発生している印象があった.たとえばYouTubeを適当に流していたら落ちる.Twitterを眺めてたら落ちる.もしかすると低負荷時にブーストが掛かるのが関係しているのかもしれないが,詳しいことは何もわからない.高負荷をかけてみたり,memtestを完走させたりをしてみたところではなにも問題は検出されなかった(低負荷が怪しい……).

メモリクロックの設定を落として使ってみるか?などと考えていたところ,Infinity fabric( : memory clock) を1:2にしてみることの提案を受けたのでUEFI設定のOC TweakerからInfinity Fabric FrequencyのFCLKを800MHzにしてみたところ効果てきめん.その後メンテナンスのため何度かシャットダウンをはさみつつも長時間の低負荷連続稼働を続けているが,とくにそれまで頻発していたクラッシュのような症状は見られなくなった.

この設定変更によるパフォーマンス影響などは調べられていないが,実際問題としてはマザーボードのFWアップデートで対処されるべき問題ではある気がするので様子をみてみたい.

CPU-XでCPU情報を見てみる

1.20でもだめ (2020-8-30)

AMD AGESA Combo-AM4 V2 1.0.8.0 Patch A を適用したUEFIファームウェア v1.20が出ており,改善の可能性があったので適用してみたが,どう問題は引き続き発生していた.なお,アップデート時にOC設定がリセットされちゃったのでまた設定しなければ……

WLAN カードがつかいたい

このPCのセットアップ中は先日買ったTrackPoint Keyboard IIをUSB接続の2.4GHz独自無線?で使用していた.ただ,USBハブや延長をするわけなくバックパネルに直接挿している状態ではノイズだか電波の回り込みだかの問題で接続が安定しない,あるいは使用できる場所が限られるなどといった問題が発生していた.このPCのを使用している部屋は現状WLANの電波の入りはイマイチであったが,MBとしてはWLAN対応が可能なので,ではろうじゃないか.

WLANカードは大して高いものでもなく,Wi-Fi 6こと802.11axに対応したAX200が2000円程度で売られているが,以前ThinkPad X240のWLANカードを交換した際に余っていた Intel® Dual Band Wireless-N 7260 があったのでひとまずこれを単体で取り付けてみた.

アンテナを用意せずにWLANカードのみを取り付けてみたが,当然ながら結果は惨敗.面倒なしにWLANもBTも認識されてくれたものの,ものすごく近距離でもBTのペアリングはできず,何故かWLANのAPは検出された.

じゃあアンテナもちゃんとつけようということでAmazonを漁ってみたが,良さそうなのも特に見つからなかったのででかすぎるなどという事前情報を認識しながらもとりあえず使えればいいやということで雑にアンテナとMHF4までのケーブルのセットを選んだ.

実際に届いたアンテナだが,案の定大きかった.でっかい.

この後,

  • IOシールドの外し方がわからなくて(ネジが全然緩まなくて)格闘
  • IOパネルへのアンテナ端子の付け方がよくわからなくて格闘(結局間違ったまま使ってる)
  • ケーブルがうまくシールドの外に出てこなくて格闘
  • MHF4コネクタがM.2カードにうまくささらなくて格闘
  • MBを再度ケースに取り付けるときに左上ネジがまたうまく刺さらず格闘

などという初心者プレイを連発したが,なんとか設置ができた.アンテナの固定が甘く,たまに緩んでいることがあるのはどうにかすべきだが…….

これによってBTキーボードが使える空間が広がり,WLANへの接続も(とても遅いが)きちんとできるようになった.

なお,TrackPoint KeyboardのUSBアダプタはできるだけキーボード本体につけておきたい……と思った結果,ペアリングを切り替えるときのために(あるいはキーボードを他のPCで使っているときやEFI設定のためとしても)ラップトップのクーラー台に挿していたLogiの無線キーボードをこのマシンに刺すことになってしまった.本末転倒では?(でもやっぱりこれも電波問題が少し発生してるし……)

また,WLANのほうもNetworkManagerでアクセスポイントモードとしてWLAN電波の弱い自室の補助APとして機能している.(いやそんなことよりAPを買え)

むすび

話題のAPU,4750Gを買った.

いまのところまだ本格的に本来の想定用途に使うにはパーツが足りていないのでメディアプレーヤーとしてしか使えておらず本領が発揮できていないが,アイドル時の消費電力も低いらしく,またクーラーもとても静かで今回の用途には良すぎるマシンなきがする.当初の予定よりはRyzen 7 となってしまい足が出たがまあいいだろう.このご時世だし(言い訳になっていない).

Linuxでの動作もとても安定している.まあなんといってもあのリーナスもZen2スリッパをメインマシンにしたわけであるが.

(なんか画面出力が時々切れる問題が発生したが,おそらく間に挟んでいたHDMIスイッチャーがいけなかったのだろう.HDMIスイッチャーを抜いたら同様の問題は再発しなくなった.)

また何かこのマシンについて報告することになるかもしれない.

Desk mini X300とかmini-ITXくらいの小型マシンもいいなぁ,APUだし……今後の供給はどうなるのやら……(あとからみてみれば全然心配無用だった)

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