日本語にも配慮された Twenty Seventeen

WordPress 4.7  の新しい標準テーマ、Twenty Seventeen について。

12月にリリースが予定されているWordPress 4.7 には、年末アップデートの恒例行事でもある新テーマのリリースが含まれています。

Twenty Seventeen: Merge Proposal for 4.7

ここまで数回、日本人の入江さんによるデザインが続いていた気がしますが、今回は違うそうです。

どうやら制作は一段落ついた模様。

テーマについては既にねんでぶさんがまとめてくださっているので参考に。

WordPress4.7 新デフォルトテーマ Twenty Seventeen をチェックしています

ところで、今回 Twenty Seventeenではこれまでのテーマで行われていなかったあるちょっとした取り組みが行われいます。

それは、ラテン文字以外のフォントも指定している、ということ。

標準テーマのフォント問題

Twenty FifteenやTwenty Sixteenではテーマのフォントファミリーがserifだったため日本語が明朝になったりしてそのあたりは多くの人が自分で直していたかのように思います。
自分もそれのためのプラグインを作っていました。

TwentyFifteen Noto Sans JP

Nippombashi 2016

Twenty Seventeen では、日本語サイトのデフォルトフォントとして font-family: "Hiragino Kaku Gothic Pro", Meiryo, sans-serif; が指定されているので特段意識しなくても問題がありません。

なお、ここで指定されているフォントはもちろん個人の判断で決めれるものではないので、(デフォルトテーマはWPの顔になると言っても過言ではないし)各語圏のコミュニティで各々様々な方法でレビューを行ったとか。

日本語については、WordSlack#themechにおいて額賀さんを中心に数名で「何もしなくてもあまねく広く綺麗に見えるべき」という方向性で協議した結果、これらの指定になりました。
他に游ゴシック等を指定する話もありましたが、游ゴシックの環境ごとの差異なんかも簡単に解決できる話でもなくヒラギノやメイリオの方が無難などといった理由から游ゴシックの指定はしないことになりました。

「それでも私は游ゴシックが使いたいんじゃ」って方は子テーマ等でカスタマイズしてください。

フォントカスタマイズ上の注意

言語別フォントは

のようなセレクタでフォントが指定されているため、子テーマ等で上書きする際は最低限これか、これよりも強いセレクタを指定する必要があります。(前者の場合は読み込み順注意)

Typekit等でWebフォントを使用する場合も同様。


Webのフォントめんどくせぇ……

とりあえず Twenty Seventeen は日本語でもそのままで読みやすいはずです。Linux? ブラウザとかの方で各自好みのフォントを……

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