Wikipedia で IPv6ユーザーの投稿記録を検索する

IPv6ユーザーの投稿記録

Wikipedia はIPv6でのアクセスが可能であり、IPv6で非ログインのまま投稿を行うとそのIPv6アドレスによる投稿として記録されます。

一般的にクライアント端末(PCやスマホ等)では下位ビットがわりと短いスパンでランダム再生成される一時アドレス(匿名アドレス)が用いられることが多いため、複数回投稿しているIPユーザーであっても別人、毎回初投稿のように見えてしまうこともあります12

もっと言えばこの部分のアドレスは手動で変えることももちろん可能なので毎回アドレスを変化させることで別人を装えるようにも見えます3

一方で(ISPによるだろうけれども)各接続に割り当てられるIPv6のprefixはv4アドレスに比べ比較的固定で運用されている場合が多い模様です4

つまりは範囲指定して投稿記録が見れればいいわけね……

先に結論

つまりCIDRで検索すればいいわけだ!!

くわしく

アイキャッチで先にネタバレしちゃってる。

MediaWiki ではいつからか知らないけれどもCIDRを用いた広域ユーザー指定が投稿記録で標準で利用できるようになっているようです。IPv6アドレスに対して使用する場合、/32以下の範囲(/32~/128?)について指定可能の模様。上記スクショはドコモのSPモードのIPv6の範囲として公表されている 240a:6b::/32 について検索した場合……なんかSPモードでv6使えるようになってわりといきなり荒らしてる人が居ていきなり広域ブロック食らってますね……どうやらSPモードの場合は毎回違うprefixが割り振られるみたいですね5

その他、(このブログのサーバーのある)GMOの帯域の一部(2400:8500::/32)とかも検索してみたけどヒットしませんでした……ホントか?


とりあえず不安定な部分も結構ありますが気になるIPv6ユーザー見つけたら真ん中でぶった切って ::/64 だか ::/48 だかつけて検索すると同一人物と思わしき投稿に到達できそうです6

もちろんIP検索なのでそれだけで判断するのは早計な場合もありますが……

IPユーザーなんて荒らし多くなってしまうのは致し方ないことでもありそうだしいちいち対処するの大変そうなのは今も昔も変わらないしどうにかならんのかなほんと……

ところでそういう点で言えば投稿記録だけでなくブロック記録とかもCIDR指定で広域ブロックされているのに完全一致するものだけでなくCIDR範囲内に一致するブロック記録は表示してほしかったりとか。


  1. そもそもそれがIPユーザーの特徴であるとも言えますが、IPv4よりも同一接続の一意性が落ちるのは確かです。 
  2. そもそも同じ記事に違うの並んでる程度ならすぐに気付いてしまいますが…… 
  3. かつて2chに存在していたIPv6板ではSLIPが前方128bit/64bit/48bitで並べるようにして対策してたりしたはず。 
  4. 例えばフレッツ/docomo光 + OCNやOCN光のPPPoE家庭向けの場合、各家庭に56bitプレフィックスのアドレスが割り振られ、うちでは変化している様子は見られていない。 
  5. 同様にau ( 2001:268:9000::/36 )  や 禿 ( 2400:2200::/36 ) についても広域ブロックされているのでやっぱりスマホ回線は最初から匿名投稿禁止しろって話だった…… 
  6.   で、試しに最近の更新にあったので試してみたらちゃんと出てきたんですが……荒らしっぽかった。 

コメントを残す