うちのOCNのIPoE環境についてのメモ書き

2chのOCN板(現最新:OCN総合スレ 133回線目)やその他IPoEについて触れられているエントリを見てるとうちの環境とは一致しない情報もみられるようなので現時点で確認できることとうちの公開できる簡単な情報を公開しておく。

とりあえずうちの環境:

  • ドコモ光 with OCN (フレッツ光ネクスト隼 with OCN から転用、そのちょっと前までは光プレミアムだった)
  • 滋賀県
  • ひかり契約電話あり(hgw: RT-500KI)
  • ONUは光プレミアムのときのまま(どうでもいい)

でまあつい最近までPPPoEでIPv6を使っていたのを最近やっとIPoE利用可能になったので申し込んだ。申込みから開通までは以下の通り

大体2週間くらいで開通。(このとき留守してたのでリモートから時々hgw覗いたりDHCP再取得したりしてたがログ見た感じ+1日以内には気付いていたっぽい)

で、割り当てられたIPは 2400:4000::/22内のとある/56。つまりこれは従来PPPoEで割り当てられたのと同じ範囲内でありOCNの所有IP

要は今回のVNEはNTT Com(OCN)だったよう。

mfeedじゃなかった。(のでDS-Liteはまず使えない、同等サービス提供はよ……)

……ん?

よくわからないけど残念ながらうちには検証機材がない……今度試してみるか?(ラズパイでできるならラズパイ用意してもいいな……いや別にラズパイ無くても出来るんだけど)

[追記]→  IPIP6トンネル張ってルーティング回してみたけどダメそうでした

まあ別にOCNのPPPoEで困ってない、どころかむしろIPoE遅い説まであるので現状わざわざ手間を掛けるつもりはない。地域差なのか?

そもそもOCNは

IPv4通信においてもIPoE方式で接続できる機能の提供など、今後もお客さまがより快適にインターネットをご利用いただけるよう、さまざまな取り組みを行ってまいります。

ニュース 2017年7月25日:「OCN」における通信品質向上のための取り組みについて | NTT Com 企業情報 | NTTコミュニケーションズ 企業情報

としているのでどうなるのかよくわからないが……(もしかするとDS-Lite的なのを指す表現?)(追記参照)


なお、現在確認できる情報もいろいろあってよくわからないが、ドコモ光 OCNのIPoEについて – ドコモ光ユーザの独り言 – Yahoo!ブログによれば東京、大阪ではOCNであるっぽい。また当該記事や2ch、その他諸々の情報源を確認する限りこの2地域以外で2409:0010::/28のmfeedのIPが割り当てられている報告が多数あるため現状地域によって異なる模様。

というか順次拡大している既存ユーザーの利用可能なVNEってOCNなのでは(2chにmfeed報告多数なので違いそう)?もし最近OCNでIPoEへの切替(追加)を行った方がおられれば是非情報をお寄せください。

 

とりあえずOCNは東京大阪以外でもVNEやってるってことが書きたかっただけ。


[追記] OCN v6アルファ/OCNバーチャルコネクト

2018年夏よりOCN光やOCN for ドコモ光などに追加またはセットでMAP-Eによるv4 over v6を提供するv6アルファ、OCNバーチャルコネクト(これはOCNのドコモnet等他事業者への卸売サービス)におけるMAP-Eなどの提供が始まっている。

もしそれまでmfeedのIPoEを利用していた回線であれば上記の申し込み時には一度IPoEの割当が解除された後にOCNのアドレスが割り振られるらしい。

なお、v6アルファを申し込むとPPPoEは利用できなくなるような但し書きが公式にあるが、5ch内での報告によると仕様上使い続けることになるらしい。ただv6アルファでレンタルされるカスタムAtermではPPPoEパススルーも接続によって接続先を切り替えるような機能も利用できないので併用するには多少の工夫が必要になる。特にMAP-Eで固定IPが割当られるような法人契約ならすべてのポートが使えるが、Dynamic IPな契約な場合一部のポートしか使えないためVPN用などを含む公開サーバーとしてはまず使えないと思っていい。(当然well-known portは割り当てられない)

といっても公式ではIPoE対応ルーター01の利用が必須のような表示はあるもののElecomやIO-dataなどのルーターのほかYamahaルーターのRTX830/1210,NVR510/700Wなんかも対応したのでもしかするとそれが活用できるかもしれない。

……と思ったんだけどよくみるとNTT ComがいつのまにかIPoE対応ルータ02としてRTX830の取り扱い始めてて固定IP契約でのみ利用可能みたいな表示になってる。そうなのか……?(YAMAHAのドキュメントにはshared address用の設定が記載されているので多分そんなことはない)

[さらに追記]

輻輳の酷い日々が続いていたので久々に5chをながめていたところ、(NTT ComのIPoEが割り当てられている場合)特に契約がなくとも(当然共有IPの)MAP-Eが利用できるということで認識が一致していた。(どうせそうだろうとは思っていたけど)

試しにOpenWrt(VM)で色々試していたところMAP-Eのトンネルを経由し割当アドレス経由でインターネットに出られることが確認できた。気が向いたらかいてみてもいいかも。

とりあえずざっくり書いた

OpenWrtでOCNバーチャルコネクト(MAP-E)に接続する

[2020-06-11追記]

標準機能として提供開始 のリリースが発表された。

ニュース 2020年6月11日:「OCN 光回線サービス」において、IPoE接続を標準機能として提供開始 | NTTコミュニケーションズ 企業情報

IPoEインターネット接続のページではv6アルファに加入せずとも市販のOCNバーチャルコネクト対応ルーターで接続可能なことが明記された。なんで今更……(v6アルファの500円はなにかって?ルーターレンタル代とサポート代でしょ?)

NTT-X StoreのOCNバーチャルコネクト対応ルーター特集ページへのリンクが張られている

また、順次フレッツ・ジョイントを利用した単体での接続も利用可能になるとの発表が含まれている。最初はOCN光のみらしいけど。v6プラスとかは対応してたもんね

なお、FAQには3種それぞれのメリットも明記されている。そんなことより現在法人用で提供されてる固定IPプランをだな…

[2021-03-18追記]

ちょっと前から当該スレ上で「IPoE(IPv4 over IPv6)インターネット接続機能」の提供不要の意思表示フォームとかいうのの案内メールが来てるらしいということを把握していた。かねがね予告されていたHGWへのフレッツジョイントを利用した提供についてのもの。

契約者が自分ではないのでこのメールの有無すら確認できていなかったのだが、どうもこれ、フォームの名前通りオプトアウトである模様。以前はオプトインで提供されていたので油断していた。

うちでは昨秋くらいから特価販売されていた型落ちのエレコムルーターでOCNバーチャルコネクトのIPIPトンネル(MAP-E)を利用しており、ちょうどつい今月の頭にPPPoEを利用するLANとIPoEを利用するLANを無駄にVLANでブリッジさせてメインマシンや鯖機で必要な経路を利用できるようにしたばかりだった。一部の設定が終わっておらず、PPPoE側を利用する用途は死んだままになっていたこともあり気付くのが遅れてしまったが、HGWのログを見る限りどうやら10日くらい前にはHGWはPPPoEを切断しIPIPトンネルを張っていた模様である。

なんといってもOCNバーチャルコネクトのフレッツジョイントで配布されるmapeアプリケーション(com.ntt.mape)は、v6プラスで提供されるものとは異なりHGWの設定画面から機能を無効化することができない素敵仕様なのである。

MAP-Eトンネル設定アプリはこの1画面のみ。一部マスク

つまりIPIPトンネルの終端は強制的にHGWにもっていかれてしまう。(エレコムルーターは自動識別でDHCPモードになってただの二重NATになっている…)

オプトアウトはOCNのマイページから行える、というかする必要があるらしい。例のフォームからでもいけるかも。困りますこういうの……(一般家庭は困らない)


[2022年分]
そののちのフレッツジョイントのアプリアップデートでオプトアウトせずとも上記の設定画面でHGWのMAP-E機能は無効化できるようになったと伺っているが、うちの環境ではオプトアウトしたままなので検証できていない。また、それら環境が整ったこともあってか、OCN v6アルファは気付けば2022年3月末で新規受付を終了、ドコモ光向けにはレゾナントよりWi-Fi 6対応のAtermが無償レンタルできるようになっていた。

「うちのOCNのIPoE環境についてのメモ書き」への1件のフィードバック

  1. スレに出した仮説
    IPoE発表以後に新規・転用した人→mfeedのIPアドレス
    IPoE発表以前に新規・転用していてやっとサービスされた人→OCNのIPアドレス

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