タブレット気分。
Xperia ZシリーズのようなFHDの画面を持つAndroidフォン。せっかくそれだけの解像度を持っていても、スマートフォンはそれなりに高めの画面密度が設定されているためFHDを活かしきれなくてモヤモヤするって話も珍しくない。
もちろん一般的な利用に支障はないのだが、Nexus7 や Xperia Z Ultraのようなファブレットぐらいの感覚でこれを使いたいんだ!って人は少なくないはず。私はその一人です。
この手の話を聞くと大抵root化してだのCyanogen Modで~だの耳にする。が、実はadbからshell経由でコマンドを叩いてやればroot化など不要でこの設定を切り替えられるらしい。
adbについては言うまでも無いだろうので省略。
adb shell
でコマンドを叩いてやるだけ。
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shell@SO-03G:/ $ wm density [dpi-value] |
ここで設定する値が小さいほど画面が細かくなる。XperiaZ4の初期値は480
dpi。
値を小さくし過ぎるとブートループを起こしてしまうことがあるらしいのでくれぐれも注意。
参考にXperia Z Ultra の画面密度は320dpiなのでFHD端末であればwm density 320
でZ Ultraに近い状態が再現できる。
また、FHD端末の場合この値を288以下にするとタブレットモード(Nexus 7 に近い感じ)のレイアウトになる。
(タブレットモードでは横画面時のナビゲーションバーが右から下へ移動する。たとえばMSのRDPアプリはタブレットの場合のみナビゲーションバーを隠す謎実装になっている。ここでも恩恵を受けられる(?))
AndroidのDPIに関する話はSupporting Multiple Screens | Android Developersが参考にならなくもないと思う。
コマンドを打てば即座にアプリ等の画面密度は反映されるが、UI等一部正常に反映されてくれない部分があるので設定変更後は再起動実質必須。
過度に画面密度を下げるのはどう言うことかと言うとクソ操作しにくい(特にキーボード)
— 衣装をください (@hnle0) November 24, 2015
なお、画面密度だけを変えて解像度は変えていないのでゲームに支障を来すことはないはず。この状態でデレステでを数回プレイしたが問題はなかった。(普段通り)
むしろいつも厄介だったハングアウトの通知が画面の上方を占めてしまうということが無くなったので快適にプレイできるようになった。(ゲームのために設定する価値あり…!!)
リセットする際はdpiのかわりにresetを引数にコマンドを打つ。
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shell@SO-03G:/ $ wm density reset |
ところで何故かdアニメストアでroot化判定喰らうようになったっぽい…(dマーケットアプリからだと問題ない…)