前からやろうとおもっていたけどいい機会だったので.
Namecheapのブラックフライデー
昨日はブラックフライデーでした。もともと低価格ドメインで有名なNamecheapではEST(米国東部標準時)の11月23日の24時間、1時間毎に数量限定で大変オトクなクーポンがばらまかれるキャンペーンが実施されていました。
ドメインが安く買える以外にも、Namecheapの提供するWeb, メールのホスティングやSSL証明書、なかにはEV証明書の80%OFFなんていったクーポンも。人気のクーポンは開始から1分も経たずにSOLD OUTになっていました。(なおこれらのクーポンの有効期限は48時間。)
そんななか、ドメイン登録割引のクーポンにまぎれてドメイン移管のクーポンもありました。
以前からこのブログでも使用しているhinaloe.netはGMOからnamecheapへ移管しようと検討していたものの着手できていなかったのですが、ちょうどいい機会なのでクーポンを使って移行することに。
お名前.com から namecheap への移管
移管手順とかはだいたいejone.co を お名前.com から Namecheap に移管したのとおりです。
このときから変わってることとして、WhoisGuardは永年無料で使えるようになりました。
お名前.comではドメイン情報のページで移管に必要なauthorization keyが入手できるのでこれを移管申込みのフォームにコピペ、移管ロックも忘れずに解除しておきます。
獲得したクーポンは自動では入力されないのでカート画面右側のクーポン入力欄に忘れずに入力。
今回は手っ取り早くPaypalで決済を済ませました。
今回の割引後の金額は$3.88+ICANN Fee $0.18で $4.06、Paypalレートで476JPYでの支払いになりました。
なお、実のところは次年度移行の更新(といってもまだ900日以上残ってるのですが)は$15.16かかり、¥1480で更新できるお名前.comより割高になります。(300円なんて誤差、今のレートのままなら)
移管に失敗……
そうかなとは思ったんだが……やっぱりそうか
(スクショを取り忘れたんだがな……) 移管プロセスに2回失敗しました。
まずは支払いが終わって移管プロセスが開始された直後……いきなりキャンセルされて返金(といってもNamecheapの場合ウォレット返金の形でPaypal決済は取り消されない)された。
エラーを見ると「authorization keyが短すぎる」みたいに書いてる(どうして入金前に確かめれないんだ)。そんな馬鹿な、お名前.comからコピペしたはずなのに……
あっ、最後の1文字が抜けてる…… authorization keyの末尾が !
と記号で終わっていたために範囲選択で抜け落ちていた模様。
仕方ないのでコピーし直して、 https://support.namecheap.com/index.php?/Tickets/Submit/RenderForm/14 のサポートフォームからチケットを建てます。「ドメイン移管がキャンセルされたからresubmitしてくれ〜〜正しいauthorization keyはこれや〜〜〜」と。
チケットはPriority: Highで立ち、40分くらいで返信が返ってきました。
正常にプロセスが進行したよ、と。
お名前.comからトランスファー非承認の連絡
再送信から25分ほど経った頃、お名前.comから一通のメールが届きました。
はい。Whois情報代行切ってなかったからですね。もしかしていけるのではみたいな軽い気持ちでやってみたんですが、お名前.comから他の登録業者へ移管する方法は?/お名前.comヘルプセンターに切らないと申請不承認するって書いてたので知ってました。ごめんなさい。(お名前フリー.comと呼ばれる所以の一つ……)
仕方ないので情報代行をオフにし、申し訳ねぇ申し訳ねぇと言いながらNamecheapのサポートに再度Resubmitの依頼を投げます。
なお、お名前.comの情報代行は一度オフにして再設定してもここで料金が発生することはないそう。
またお名前.comにはメールアドレスだけドメインオーナーのメールに転送できるオプション(¥600)が存在するんですが、これにしたところで移管には使えないっぽい。(なお同様の転送機能はNamecheapのWhoisGuardには付属している模様)
さて再申請からまた待つこと30分。サポートからresubmitしたよのメール。
さらに待つこと50分、今度はお名前.comからトランスファー承認してくれのメールが。
承認を済ませしばらく経ったところで、承認完了メールがお名前.comから届き、数分でwhoisがNamecheapの方へ切り替わっていることが確認できました。
なおこの状態でNamecheapの管理画面を開いたところ、whoisが不正とか出て正しく操作できない状態に……
承認から1時間位たったころ、Namecheapから完了のメールが来ました。
何度も再送信を依頼したので移管には4時間ほどかかってしまったが、不備がなければ2時間もかからずに完了できていたことになります。(そんなにすぐ終わるものなのか)
ひとまずお疲れ様でした?
そうはいかなかったNS移転
これもわかってはいた事なんだけどこれまでなにかとと面倒なお名前.comの付属のネームサーバーをを使っていたのですが、移管後も案の定NSはNamecheapのNSではなくお名前.comのに向いたままに。
幸いにもしばらく(いつまで?)はこのNSもそれまで持っていたレコードを返してくれるようなので今の所ダウンタイムの発生は起きていないのですが、移管が完了した時点でそのレコードを操作することは一切できなくなります。(追加料金払えば使えるけど別に使いたいわけではない)
NamecheapにももちろんDNSが付属してい、これはドメイン登録なしでもFree DNSとして使えるのでそれを使えばダウンタイムなしで移管できるよ、とあるのでそうしてもよかったもののこれを使うとレコードのインポートができない(手動で入力する必要がある)っぽかったのでこの機会にこちらもまた以前から手を付けられていなかったRoute53に向けることにしました。
お名前.comのDNSからエクスポートしたレコードのインポートもコピペですぐに終わり、ついでにいくつかのCloudFrontに向いてるCNAMEをAliasに置き換えるなども。
ただお名前.comのNSレコードのTTLが24時間以上と長すぎるため、現在このエントリを書いてるうちも自宅ネットワークからは旧DNSを見に行っている状態。つらい。(先に移しておくべきだった(いそいでクーポン消費したのでそんな時間はなかった))
サイバーマンデーが追ってくる
ブラックフライデーが終わったと思ったら週が明けると今度はサイバーマンデーが待ち構えているではありませんか。
このブラックフライデーを逃してしまった人もドメインやホスティング等を安く手に入れるチャンスが。まあ最も運良く日本時間の祝日〜土曜の間にやってたブラックフライデーとは異なり今度は完全な平日なんですが……