ThinkPad X13 (AMD/Intel) Gen 1 の情報がみえてきた?

なんか出てた……
とりあえず現行機との違いなど。

今年の2月に発表され、6月に発売予定という ThnikPad の 2020年モデル、X13 や、X13 Yoga、T14、T14s、T15、L13、L13 Yoga、L14、L15。これらの新モデルは昨年末に発売された E14/E15 シリーズのようにシリーズ名+画面サイズ から商品名が構成され、従来の X1シリーズ のように世代で Gen 1のようなSuffixが年式区別用に利用されるよう。さらには既報のとおり、これらのモデルは Intel モデルと AMD モデルが同一の商品名でリリースされるらしい。ideapadやHPなんかでは同様のマーケティング名による展開があることから真新しいことではないものの……従来比ではややこしくない?

ThinkPad X13 (画像はたぶんIntelモデル)

販売開始!

Intel モデルのページが出現。国内販売は5/29からとのこと。
また、 AMDモデルは1週間後の6/5より発売。販売ページは6/2に公開されることがプレスリリースにより判明していますされました!ほしい……

さておき、昨年末に X395 を買ったばっかのくせして、待ちわびたZen2ラップトップということでX13シリーズをなぜか今か今かととまっている自分がいた。

サポートマニュアル発見

そんな新シリーズであるが、いつのまにかLenovoのサポートページにこれらの製品群のページが生えていた。とりあえず以降についてはおもにX13についてかくが、ラインナップ中の機種において状況は違う。

ちなみに、US向けのレノボ直販ページには既にIntelモデルに限ってページが公開されており、Coming soonとなっている。(このページ自体は前からあったきがするが、開き方に気付いていなかったので以前の状況はしらない) このページをみていると「ThinkPad X13 (13”, Intel) 」や「X13 (13”) Intel」と表記はゆれているものの……まあideapadと同様の区別とみてよさそう。

話をもどし、X13のサポートページだが、既にユーザーマニュアルが複数公開されているではないか。

現時点で確認できる有用な情報の一例として以下にリストアップする

X390/X395のような前世代においてはそれぞれで単独(といっても姉妹機種であるT49Xsと共用)の機種別マニュアルが用意されていたが、今回はマニュアルも統合されT14sとX13 (AMD&Intel)の統合マニュアルとなっている模様。おかげでそれらの違いがわかりやすい……

なお、これらの資料からX13のFCC compliance IDはIntelモデルがTP00106C、AMDモデルがTP00106Dであることが確認できたもののAMDモデルはなぜかヒットしない……。

なお、型番はIntelモデルが20T2および20T3、AMDモデルが20UFおよび20UGとなっている。後者のサポートページはまだみあたらない?available in June 2020ってかいてるから同時期に出てきそうなんだけど……

(ちなみに投稿時は諦めていたが、サポートパーツの一覧もちゃんと確認できることが判明した。)


仕様をみてみる

マニュアルをながめながら、気になった部分などをピックアップしてみる。みたかんじ、基本的にはMBの構成に大差はなく基盤についてはマイナーチェンジ程度なのではないだろうか。

以前共通度が増しそうなんて言っちゃったから事実確認をせねば……

無線まわり

WLAN / BT

最近のIntelチップセットにはWLANコントローラーが統合されているので当然といえば当然であるが、この部分はIntelモデルとAMDモデルで完全にコントローラーはことなる。といっても既報の通り両モデルとも802.11ax (Wi-Fi 6)に対応している模様で、またいずれもIntel製のものとなる。

Intelモデルは AX201D2W、 AMDモデルは9260NGWおよびAX200NGWが搭載可能となっている。それぞれAXからはじまるものは前述のWi-Fi 6に対応しているものであり、また9260NGWはX395に搭載されているWireless-AC 9260そのものであり、acまでの対応。

初期搭載はどういう売り方になるんだろう……流通しているリース落ちX240においてac非対応カードが搭載されていたことが多いようにオプション選択肢かもしれない。(販売代理店モデルではすべてAX200が搭載されていることからあくまでも補修用につかえる程度の認識でいい気がする)

WWAN

両モデルがX390/X395と同様のL850-GLを搭載可能、IntelモデルのみがL860-GLを搭載可能、とないっている。いずれもfibocom製であるが、モデムチップはIntel製。

それぞれのおもなスペックは以下のとおり

  • L850-GL
    • モデムチップ: Intel XMM7360
    • FDD-LTE: DL450Mbps/UL50Mbps (Cat9)
      • 対応バンド: B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B11/B12/B13/B17/B18/B19/B20/B21/B26/B28/B29/B30/B66
    • TDD-LTE (Cat9) / UMTS / DC-HSPA+
  • L860-GL
    • モデムチップ: Intel XMM 7560
    • FDD-LTE: DL1Gbps / UL75Mbps (Cat16)
      • B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B13/B14/B17/B18/B19/B20/B21/B25/B26/B28/B29/B30/B32/B66
    • TDD-LTE (Cat16) ) / UMTS / DC-HSPA+

これは予想であるが、AMDモデルはどうせ内部でUSBで接続できずLinuxでX395同様の苦労をすると踏んでいる。

そういや2月のリリースではなんてかいてたんだっけとおもったら

CAT 16 WWAN is optional on all ThinkPad T and X series with Intel processors. CAT 9 WWAN is optional on ThinkPad L14 and L15

Updated ThinkPad Laptop Portfolio Empowers Choice and Business Freedom

ってかいてた。AMDプロセッサのT/Xシリーズ触れられてなかった……

えらべるのは有無だけ

現在日本でX13 (Intel) のWWAN有を選択するとL860-GLが設定されます。それはそう。(国/地域により異る可能性があります)

NFC

NFCモジュールはX390とおなじT77H747がIntelモデルのみで搭載可能。ところでNFCモジュールってなにがうれしいんですか、BTペアリングには便利そうだけどAndroid Beamだって廃止されちゃったし、マインバーカード読めるわけでもないらしいし……しらんけど。

その他なかみ

システムボード

システムボード (CPU+オンボードRAM+Winライセンスの組み合わせによってそれぞれごとに存在)の種類がかなりの数がみられるが、Intelモデルについては10世代のCore i3~i7、vPro有無について、RAMが8~32GB設定されている模様。X390では4GBの設定があったのがなくなったみたい。32GBは途中から設定されてた……はずだけども。なお、6/3現在32GBモデルはCTOの選択肢には現れてない模様。

AMDモデルについてはZen2の第3世代 Ryzen PRO Mobile APUである4000Uシリーズが搭載され、RAMも最大32GBの設定が可能。ただし、AMDモデルで32GBが選択可能なのはRyzen 7 (4750U) のみ。

AMDモデルに搭載されるAPUはAMD Ryzen™ 3 PRO 4450UAMD Ryzen™ 5 PRO 4650UAMD Ryzen™ 7 PRO 4750U。確認してて今更気付いたけど今シリーズはPROの有無で型番が変わっているが、これについてはRyzen3/7についてはRyzen PROであるこ以外にもスレッド数やクロックにPRO無モデルとの差異が見られる。いずれも前世代と比べてGPUコア数が減っているが、AMDの発表では7nm Vega(なんだそれ!?)によってむしろ性能向上しているという話だった。実際どんなものなんだろう。

なお、当然ながらX13は両モデルともオンボードRAMなので後からRAMを増やすといったことはできない。買うときはいいけど中古流通がつらくなるんだよな……最低が8GBになったので若干ましかもしれないけど4,5年後にどうなってるかは知ったこっちゃない。AMDモデルについては1~2GBはVRAMに使用されることになるのでそれを意識した上で選ぶべきだろう。(これはAPUのお約束とも言える?)

RAMが高速化

IntelモデルについてはIntel、AMD両モデルともにメモリクロックがDDR4の標準としては最高となるDDR4-3200(PC4-25600)のRAMとなり、X390、X395における2400/2666より高速化している模様。
Intelモデルについては実際に性能にはRyzenほどの影響はないかもしれないものの果たして……。AMDモデルではRyzenのその仕様上からそこそこパフォーマンス向上になっているのでは?

SSD

SSDがM.2 2280なことに変わりはないが、SATA接続のものが選択肢から消えている模様。Intelモデルについては256GB~2TB (AMDモデルは1TBまでとのこと)。20T3にはM.2 2242 128GBのNVMe設定があり?

なお、2TBのSSDについてはPシリーズやX1 Carbon/Yoga/Extremeのオプションとして選択可能なものであり現時点では東芝(キオクシア)、WD、サムスンの3社のから供給されているようであるが、これはLenovoダイレクトで定価20万円で販売されているものであり、CTOで選択する場合も同等の価格が上乗せされることになる。(なお、CTOも単体購入の場合もクーポンが適用されるであろうので実際にはそこまでではないが、まあ高い……)

カメラまわり

詳細はわからないもののX390/X395とおおかたかわらなさそう。ThinkShutter、カメラ(720p)、IRカメラは従来通りカスタム可能オプションっぽい。おそらくおなじ基盤を仕様しているのでレイアウトはかわっていないが、若干シャッターのスイッチがまた変化しているようにみえる。

マニュアルより

しかし、補修部品をみるかぎりThinkShutterに使用している内フレームはX390やX395と同じ02HL009(IR有)や02HL010(IRなし)となっているためおそらく気のせい。

コネクタまわり(左側)

基本的にはX390/X395との変化はなさそう。

USB Type-C

IntelモデルはUSB 3.2 Gen 1 (奥) と Thunderbolt 3 (手前) をサポートしている。

AMDモデルは2ポートともUSB3.2 Gen 2をサポートしている。

いずれのポートもPDの電源入出力に対応。

これらはそれぞれの前世代とおなじ。ただ映像出力の仕様の記述が一致しないがきになるが、映像出力まわりは後述。

ほか

前世代同様のイーサネット拡張アダプタ gen2、、USB3.2 Gen1 (Type-A)、HDMI (後述)、3.5mm オーディオジャック(4極)

コネクタまわり (右側)

こちらも前世代と変化なし?スマートカード(オプション)、USB 3.2 Gen1 (Type-A Always On)、セキュリティロック(物理鍵)

背面、天板、底面

みたかんじ前世代と変化なし?そっくりそのまま?

天板(A-Cover)は02HL005/02HL006/02HL008/5M10V75637であり、いずれもX390と共通。(02HL008はカーボン素材天板でX395のラインナップには含まれておらず、サービス部品としても表示されていないんだけどX13ではどうなるのか気になるところ)

底面パネル(サービスドア)は型番がかわるので当然ながら部品番号も変わっているが、形状の変化はなさそう。よくみると右上に[Mg]の謎のマークとThinkPad X13 Gen 1 Magnesium Carbonate の文字が……

映像出力まわり

内蔵ディスプレイ

X13についてはX390/X395とかわらず、1366×768のTN液晶(まだおったんかおまえ)、1920×1080のIPSの{普通のアンチグレア(300nits), タッチパネルのアンチグレア(300ntis), PrivacyGuardつき (500nits)}が選択できる模様。

ちなみにT14sについては両モデルでFHD、Intelモデルのみで4kが選択可能っぽい。なんで……

外部出力

HDMI

IntelモデルではX390と同様にHDMI 1.4 (max 4096×2160@24Hz) に対応している。なぜかX390のマニュアルには「最大: 4096 x 2160 ピクセル/30 Hz」と表記されているのだが規格上これは誤りでX13のが正しいきがする。

AMDモデルでも395同様にHDMI 2.0に対応している(max 4096×2160 60Hz)。またHDMI1.4のケーブルでうまく出力されない際にUEFIの設定から1.4に下げることができることが明記されている(なお私はX395でこの事象に遭遇している)。

USB-C

こちらも前機種同様にUSB-CのAlternate Mode(DP)やThunderbolt 3(Intelのみ)による映像出力が利用でき、Intelモデルでは4096×2160@60Hz、AMDモデルでは5120×2880@60Hzをサポートしている模様。

X395といいX13(AMD)といいなんかちがう表記があるような気も……

デイジーチェーン?対応モニターください……

キーボード

外観で一番かわったの実はここかもしれない……いやシャッターがかわったか?

CES2020でX1 Carbon 8th genやThinkPad TrackPoint Keyboard IIと共に発表されたF9-F11のファンクションキーに割り当てられてる機能が通話用に……。でも通知オフはともかく着信応答/拒否って……それにSkype for BusinessやMS Teamsなどの一部アプリのみに対応ってかいてるし……どうなんでしょうか。まあ今あるキーもそんなにつかわないかもしれないけど。

キーボード(ユーザーマニュアルより)

なお、現行のFnキーはX270の世代から。3世代間……わりと短命だったな……

まとめ

かわったもの、かわってないもの

かわったもの

  • CPU/APU
    • 最新世代モデルに刷新
  • Wi-Fi 6
    • 最近話題の Wi-Fi 6 (802.11ax) にグレードアップ
  • WWAN
    • L-860GLの設定追加
  • RAM/SSD
    • 4GBのRAMとSATA SSDが消えて底が上がったほか、IntelモデルについてはSSDが2TBまで設定されるように
    • メモリクロックも向上
  • キーボード
    • F9-F11の機能が通話用に。

かわらなかったもの

その他ほとんど

むすび

マニュアルやComing soonページから判明したThinkPad X13の仕様をざっくりながめてみました。Ryzen 4000シリーズ対応であるってことだけで期待してるもののその他の大きな変更はよくもわるくもそんなになし。

ところで、新シリーズの発表時にはメモリの増設可否やRJ45ポートの有無、TB3の有無などいろいろいろと誤ったスペックシートが提示され後に修正されていたそう……Thunderboltかぁ……USB4待ちかな。

— X395はこちら

リリースされてた

このエントリかいた翌日にUSストアみたら販売開始してた。そろそろとは思ってたけどはやかった……

予告ページもサポートページもIntel版だけしかでてなかったのでまさかなとは思ってたけどすぐにIntelモデルが販売開始されました……。日本はまだ。

日本でも5/29 にX13 (Intel) が、6/5 に X13 (AMD) が登場。えらい!

AMDモデルは同時ではなかった。予告通り来月に出ると信じて……。(日本はいつでるの)

まてない人:

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